2008年秋仏検対策講座



1. 自分が目指す等級を早く決めて、すぐに勉強を始めること。
2008年春(あるいはそれ以前)にどれかの等級に合格している人は、その等級の上を目指すことになるが、初めての人の場合、目安はおよそ以下の通り。

1年目「エキスパート」+2年目春学期フランス語ステップアップ科目2つ以上
→ 3級 
1年目「たのしく・・・」+2年目春学期フランス語ステップアップ科目1つ以上
→ 4級

迷ったら、4級・3級の過去問をやって、シュミレーションしてみる。上の級がむずかしすぎるようなら、下の級にする。

2.チャレンジする対象が決まったら....
a) まず適切なレベルの「検定で学ぶフランス語」に登録して授業を受ける。2年目の学生さんはまだ、文法がしっかり身についていないので、試験までに追いついてしまおう。
4級→「検定で学ぶフランス語」初級
3級→「検定で学ぶフランス語」中級

b) そのほかの授業もできるだけとる。
4~3級レベル:フランス語講読I・Ⅱ、
3級レベル:フランス語エキスパート発展IA・ⅡA、フランス語エキスパート発展IB・ⅡB、フランス語LL(中級)Ⅰ・Ⅱ
*フランス語LL(中級)Ⅱは、試験の週まで3級の過去問・問題集の聞き取り問題を集中的にやる。

c)『対策本』など自分にあった勉強の材料を探して、自分で勉強を始める。
4級3級とも:『完全予想4級・3級』、『傾向と対策4級・3級』がスタンダードだが、そのほかにの多々ある。『完全予想』が総合的(図書館に『指定図書』として一定部数確保してあるので借りられる、2級まである)。
「でる順単語集」など『単語集』も役に立つ。


3.単語力は決定的。どうすれば単語力をつけられるか。
『単語集』の丸暗記は無理。
自分から進んでレベルにあったテキストをどんどん読んでみよう。
問題集の長文、対話のテキストはもちろん、やる気がある人には、lecture教材を紹介する。また、インターネットで、子供向け新聞に挑戦してみるのもいい(がんばりがいるが、お勧め)。
Le journal des enfants
http://www.jde.fr/

Les Clés de l’actualité junior
http://www.lesclesjunior.com/

4.実際にフランス語を書く(alphabet)問題が非常に弱い。動詞の活用。ディクテなど。
勉強をするときに、必ずフランス語を『書く』こと。単語集を使うときも同じ。

5.準2級・2級を目指す人に。
準2級の対策本は『傾向と対策』しか今のところなさそう。2級は『完全予想』が図書館指定図書になっている。
・『書く』ことが弱いのは同じ。ディクテは、あなどらずにやさし目からにやること。
・lecture対策は、上の子供向け新聞のほかに、中・高生向け新聞もある。
Les Clés de l’actualité
http://www.clesactualite.com/

紙版も貸してあげられる。授業としては、フランス語学科の『コミュニケーション論』を取れる。特に荒井の『コミュニケーション論N』は中・高生向け新聞の記事を使っているので最適。『フランス語エキスパート発展』で復習をするのも役に立つはず。