人間と「馬」との関係は非常に古く、ギリシャ神話や日本の神話にも馬に関する事柄 が見られる。実用面においても馬は洋の東西を問わず、遊牧狩猟用、農耕用、交通荷役 用、或いは軍用として人類の生活と文化にとっては必要不可欠の動物であった。乗用に 関しては我国でも昔から古式馬術が発達していたが、洋式馬術は紀元前4〜5世紀のク セノポーンに遡り、馬術は中世以降、宮廷芸術として発達してきた。今世紀後半になり 、数千年間に亘る人類社会における実用の座を機械化に譲りはしたものの、スポーツ芸 術として広く一般に普及するようになった。 | |
馬術と計算機との共通点はソフトウェアにある。ハード(馬そのもの)が如何に優れ
ていても、それよりも更に重要なものはソフト(調教)であり、情報と同じく単に知っ
ているというだけで活用出来なければ何の役にも立たない。そこに馬術の面白味がある。 写真は1967年、ベルギーのオスタンド における国際馬術競技会で、2m10cmの 日本記録で優勝した荒木とフォッカー号 |
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馬術に関する本も数多く出版されているので、その一部を紹介させて頂く。内容を見たい方は、書名をクリックして下さい。
◆ 『乗馬教本』ミューゼラー(著)南大路謙一(訳)《恒星社厚生閣》
《恒星社厚生閣》東京都新宿区三栄町8, Tel:(03)3359-7371 |