京都産業大学 益川塾セミナー     - 益川塾は学外の皆様の御参加を歓迎致します -

(12/05/09 UP)

Upcoming Seminars

[Date]:   5/26 [Time]:   11:00 [Place]: 京産大 1号館 4階 セミナー室
[Speaker]:   山中 真人   (KEK)
[Title]:  暗黒物質の残存量の算出と観測・検出実験を通じた暗黒物質の検証

[Abstract]:

 未知の素粒子を候補として、初期宇宙における暗黒物質の生成を論じ、 その残存量の算出について述べる。また、直接検出実験や宇宙線観測 を通じて、暗黒物質の特定・性質解明をいかに為していくかレビューす る。宇宙の構成要素の23%を占める暗黒物質の存在は、標準模型を 越える新たな素粒子像を求めている。新しい素粒子論を構築しなければ ならない。活発な討論を促したい。

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[Date]:   6/2 [Time]:   14:00 [Place]: 京産大 1号館 4階 セミナー室
[Speaker]:   酒谷 雄峰   (益川塾)
[Title]:  連続体力学のエントロピーに基づいた定式化と相対論的粘弾性体力学

[Abstract]:

 エントロピー汎関数を用いた相対論的連続体力学の新たな定式化について紹介する。 本講演では、この定式化の基本的なアイデアを紹介した後、この枠組みから実際に 相対論的流体力学や相対論的粘弾性体力学の運動方程式が正しく再現できることを 確認する。また、ここで導出した相対論的粘弾性体力学についても詳しく紹介し、 従来の相対論的流体力学との関係を説明する。さらに、相対論的粘弾性体力学に 高次の補正を加えるという最近の研究についても紹介する。

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Past Seminars

[Date]:   5/12 [Time]:   14:00 [Place]: 京産大 1号館 4階 セミナー室
[Speaker]:   井元 信之   (阪大基礎工)
[Title]:  量子情報処理と量子力学の基本的問題

[Abstract]:

 近年量子コンピューティングや量子暗号など、いわゆる量子情報処理と呼ばれる分野が確立されつつある。従来「情報」は物理から遊離した概念であったが、情報を担うのは電子や光子やスピンなど量子力学に従う担体であるため、重ね合わせの原理やエンタングルメント(量子もつれ)を情報理論に持ち込む必要が生じた。その結果、古典的担体を使う従来の情報処理ではできないことが出来ることがわかって来た。本講演の前半ではこの辺の事情を、研究紹介を兼ねて解説する。
 上記のようなテクノロジー指向の内容の一方で、ベル不等式の破れ(局所実在 論の否定)や量子非破壊測定、それに量子弱値(干渉計の内 部を弱測定で観測 したときの値)など、量子力学の基本的問題についても進展が見られる。これら が量子情報処理のコミュニティと融合する 傾向にあるのは必然的とも言える。 本講演の後半ではその話題も、研究紹介を兼ねて解説する。

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[Date]:   4/21 [Time]:   14:00 [Place]: 京産大 1号館 4階 セミナー室
[Speaker]:   石田 裕之   (益川塾)
[Title]:  Baryogenesis via Right-handed Neutrino Oscillation in the νMSM

[Abstract]:

νMSM模型という素粒子標準模型に電弱スケールよりも軽い3つの右巻きニュートリノを導入した模型の枠組みで、 右巻きニュートリノの振動を通じたレプトン数の分離によるバリオン数生成機構を用いて生成されるバリオン数の評価を行った。 本研究は、世界で初めて運動量依存性を正確に取り入れた密度行列を用い、 厳密にレプトン数の保存が成立する運動方程式を書き下した。 この運動方程式を用いることによって、バリオン数非対称性の生成量をより精密に評価した。 また、ニュートリノ振動実験によって測られているニュートリノ観測量と、 宇宙バリオン数生成量との間を相関を示した。 特に、CP位相や現在最も関心の高いニュートリノ混合角θ13に関する特徴的な依存性を見出した。

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セミナーに関して御質問等がある方は
梅津 光一郎(umetsu __at__ cc.kyoto-su.ac.jp)
まで、御連絡下さい。