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セミナー(人文社会科学系)


益川塾は学外の皆様のご参加を歓迎いたします。

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日時: 2012年7月28日(土) 15:30
場所: 京産大 1号館 4階 談話室
講師: 宮川 康子 氏(京産大 益川塾)
題目: 懐徳堂からみた日本近代
概要: 懐徳堂は享保9年に大坂商人たちが基金を出し合って建てられた町人学問所である。 しかし2年後には幕府の官許を得、 半ば公的な学問所としての自覚を持って発展していった。 やがて4代学主中井竹山とその弟履軒の時代になると その学問の水準は江戸の昌平黌をはるかにしのぐといわれ、 全国の文人たちが立ち寄る学校となっていった。 その学問的成果の集大成が山片蟠桃の『夢の代』である。
 しかし近代以降の歴史学、思想史学は ほとんどこの学校の存在を評価することはなかった。 なかでも丸山真男の『日本政治思想史研究』が、 荻生徂徠を高く評価する一方で、 懐徳堂の学問を「みるべきものはない」と酷評した影響は大きい。
 何故日本近代は懐徳堂の学問を隠蔽してきたのか。 懐徳堂の思想は、西洋の 啓蒙思想と多くの共通点を持っている。 近代に通ずる思想の萌芽が日本近代では全く無視されてきたのである。 このことは逆に日本の近代がどのような方向で始まったのか、 その問題はどこにあったのかを照らし出すものとなるだろう。
 今回はいまだに知られていない中井履軒の歴史思想に焦点を当てながら 近代日本を再考する視座としての懐徳堂を紹介したい。
資料: -
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日時: 2012年5月18日(金) 18:30
場所: 京産大 1号館 4階 談話室
講師: 鈴木 久男 氏(京産大 益川塾)
題目: 公経造営の北山殿 -基本設計の考察-
概要: 藤原公経が北山の地に造営した山荘の、基本構想を考古学から探る。
・規模、主要建物の配置、邸内の設え、庭園など。
資料: -
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日時: 2012年3月31日(土) 13:30
場所: 京都産業大学 壬生校地 「むすびわざ館」 ホール
講師: 伊東 史朗 氏(京産大 益川塾)
題目: 神像のなりたちと松尾大社
概要: 昨年、京都の松尾大社から 18体にのぼる神像が発見されたというニュースは耳目を集めたものでした。 一部が鎌倉時代、そのほかほとんどが平安時代後期にさかのぼり、 しかもいずれも優れたつくりのその神像群は、 “笑い顔の神”や“実際の衣服を着せる神”など、 今までの常識をくつがえす特徴をもっていたのです。 この講演では、神像の発生にはじまり、 やがて日本人の生活習慣に根ざした神の姿のつくられてくる過程を見、 その中でこれら松尾大社の神像の意味を考えたいと思います。
資料: -
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日時: 2011年7月22日(金) 18:00
場所: 京産大 1号館 4階 談話室
講師: 西邨 顕達 氏(霊長類研究者,元同志社大学教授)
題目: 洛北のサル
概要: 自宅(叡山電鉄二軒茶屋駅近く)周辺で猿害を起こしている群れを 2004年以来毎日調査してきた. 2008年以降は毎夜その日の調査結果の要約をブログで発信してきた. その目的は猿害防止とニホンザルの保全をコミュニティーで知識を共有しながら, 実現させることである. ここでは以下のことを述べる:
@これまで7年間の調査で得られた, 群れの構成,行動域,遊動パターン等に関する生態学的知見,
A以前の調査,聞き込み情報等からわかってきたこの群れの歴史,
B“猿害”の実態,
C猿害防止と群れの保全の方策,
D“獣害”一般に共通した過疎化,高齢化,ひいては“限界集落”との関係.
資料: PDF
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日時: 2011年7月1日(金) 18:00
場所: 京産大 1号館 4階 談話室
講師: 矢野 道雄 氏(京産大 益川塾)
題目: インド文化が日本にあたえた影響
概要: インド文化の日本に対する影響は直接的でないにしろ、飛鳥時代にまで遡ります。 そして、その後の日本文化の形成に様々な影響をあたえました。 今回は第1回目として、インド文化が日本にもたらした影響を多面的に紹介する。
資料: -
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日時: 2011年5月27日(金) 18:00
場所: 京産大 1号館 4階 談話室
講師: 益川塾塾生(京産大 益川塾)
題目: 第2回定例研究会
概要: ・発表者:一谷 耕
内容:京都府下における「限界集落」の現状、取組についての考察 ・平成の大合併がもたらした地方への弊害の考察
・発表者:嶋田 香菜子
内容:大黒天が日本(比叡山)に入るまでの大まかな流れ
・その他発表予定者:大澤 慶子,西 いおり,西村 淳暉
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