岡山無人島合宿

[場所]  岡山県和気郡日生町鶴島  
[期間]  平成13年8月5日〜10日
[目的]  サバイバル技術の訓練
[公費]  230円(団体非常食費)
[交通費]  7240円

[交通費内訳]
JR往復(大阪〜日生)4420円、定期船往復(日生〜鴻島)620円 チャーター船往復1人分 2200円
[費用総計] 一人約12000円(個人の飲食費などを含めた総計)

[参加者]
(CL)古塚 孝太   4回生 A型 
(SL)塩谷 時和   4回生 O型 
(会計)森 雅史   2回生 B型 
(救急)鎌田 義崇  2回生 B型 
(装備)奥村 展祥  2回生    

[団体装備]
テント(MONBEL)、断熱マット、バーナー(2)、ガス缶(2)、ランタン(1)コッヘル、調理セット、
救急セット、団体非常食、飲料水(6L)

[個人装備]
寝袋、着替え、雨具(上下)、ヘッドランプ、替え電池、電球、ベッセル、トレペ、タオル、保険証のコピー、
学生証、軍手、古新聞、ライター、個人用非常食(カロリーメイト)、食器、日記用ノート、筆記用具、浮き輪、
水着、海中メガネ、釣り竿、個人用飲料水(2L)

[現地緊急連絡先]
日生町総務課        0869−72−1101
チャーター船(あけぼの丸) 0869−72−3066
備前市警察管轄交番     0869−72−0110
備前市消防署南部出張所   0869−67−9919

[鶴島の概要]
(面積)0.12km  (周囲)2.1km
日生の南6kmに位置。丘陵状の小島で高台からは小豆島、兵庫県家島諸島が眺望できます。江戸時代までは無人
島。明治2年に長崎浦上村のキリシタン117人が流され、4年間この島で生活した「キリシタン流刑地」として知
られ、殉教者碑や十字架が建立されています。民宿が1軒だけ営まれていましたが、平成2年に島を離れ、現在で
は無人島となっている。


日程;(8月5日)
   10:00 JR大阪駅中央改札口集合(GARE入口の噴水前)
   10:29 出発 (姫路行新快速)
   11:27 JR姫路駅着 (11:34発)
   11:54 JR相生駅着
   12:59 JR日生駅着
   13:30 昼食(お好み焼き)
   15:00 釣り
   18:30 夕食(米)
   23:50 消灯
  (8月6日)
    8:30 起床
   12:10 日生港より定期船で出発
   12:20 鴻島着
   13:00 海水浴場着
   15:00 昼食(採取した貝)
   17:30 鴻島発(17:40日生港着)
   18:30 夕食(米)
   24:00 消灯
  (8月7日)
   10:00 起床
   10:30 昼食(各自コンビニ)
   11:30 撤営
   12:40 駅前港よりチャーター船で出発
   12:55 鶴島着
   13:30 釣り
   18:30 夕食(採取した貝と米)
   24:00 消灯
  (8月8日)
   10:00 起床
   10:30 釣り
   13:30 島内探索
   19:00 夕食(米)
   22:00 消灯
   (8月9日)
    9:00 起床
   11:30 野草茶の作成
   12:00 昼食(米)
   15:00 飲料水採取の訓練
   18:00 夕食(団体非常食と米)
   22:00 消灯
  (8月10日)
   6:00 起床
    8:00 撤営
    9:40 チャーター船にて日生へ出発
   10:00 朝食(各自コンビニ)
   12:00 ヘルスパ日生にて入浴
   14:55 JR日生駅発(JR京都駅まで)
   17:30 京都産業大学着
   20:00 解散

[サバイバルの報告]
8月9日に飲料水採取の訓練として、エマージェンシー・ソーラー・スティルと満潮線井戸水の比重分離法を試み
た。前者の方は、1時間程試したが太陽が雲に隠れてしまったため途中で断念せざるを得なかった。後者は、30
cmくらい掘ったところ200ccほどの水が湧き出てきた。海水に比べて塩分濃度が低く、比重分離を行えば十分に
飲料水として使用することができると思われる。
食料採取に関しては、釣りと貝の採取がメインだった。貝は、生の状態で殻を割ったところ、寄生虫のような生物
が無数に出てきたため、完全に火を通してから食べる必要がある。
他には訓練として、2回生だけで野草を使用したお茶を作った。途中、野草を炒るのを忘れたため、妙に渋く生臭
いお茶になってしまった。あと、CL(古塚)が個人的に蟻を食べました。美味でした。

[合宿の反省]
日生町2泊3日、鶴島3泊4日の計5泊6日という中期的合宿だったわけだが、全日程を通して魚が一匹も釣れ
ず,旧日本軍並の食料事情であった。
また、この合宿はサバイバル活動が目的だったが、昼寝と海水浴がメインになってしまった感がある。これは魚が
釣れないという事が、部員の士気の低下と体力の減退を招いたからではないかと思う。釣りだけに依存しないサバ
イバル技術を身に付ける必要があると痛切に感じた合宿だった。